鍼灸学生さん集まれ!【東洋医学】がこれであなたも分かる! 第20回 『胃』の役割について

東洋医学講座

今回は腑の一つである『胃』の役割についてお伝えしていきます。

胃には身体の中に飲食物を受け入れ、消化をし、消化した物を小腸や大腸に送る働きがあります。

鍼灸学生さんや東洋医学に興味がある方はご覧になって頂けると嬉しいです。

私が何で東洋医学について、発信しているのか気になった方はこちらをご覧ください👇

今回は六腑の一つである『胃』についてですが、

🔹 胃とはいったい何?

🔹 胃にはどんな働きがあるの?

🔹 胃の働きが乱れるとどうなるの?

これらについて詳しく解説していきたいと思います!

胃には食べた物を体の中に貯え、食べた物を消化し、消化したものを小腸へ送る働きがある

西洋医学でいう『胃』

『胃』には、飲食物を体の中に貯え、消化し、消化したものを小腸へと送る働きがあります。

東洋医学で考えられている「胃」も同じような働きがあります。

Ryoji
Ryoji

詳しく解説しますね!

胃の1つ目の働き 「受納」と「腐熟」

胃には飲食物を体の中に一時的に貯える「受納」という機能を持っています。そして貯えた物を消化する「腐熟」という働きも担っています。

胃は飲食物である水分と穀物が納まるところであり、水分の「水」と穀物の「穀」を合わせて、水穀の海とも呼ばれたりします。

これらの働きがスムーズであれば、飲食物を十分に消化することが出来ます。そのためお腹もスッキリしています。

しかし過食をしたり、冷たい飲み物や食べ物を摂り過ぎたりすると、以下のような不調が現われます👇

また、辛い物や脂っこい物などを摂りすぎると、胃に熱がこもり、胸焼けや口の渇きがみられるようになります。

Ryoji
Ryoji

食べ過ぎには注意しましょうね!

胃の2つ目の働き 「降濁」

胃には消化された飲食物を小腸や大腸へと降ろす「降濁」という働きがあります。

この働きがスムーズであれば、消化したものを下に降ろすことが出来るので、お腹の調子も良いです。

しかし胃の働きが悪くなって下に降ろすことが出来なくなると、以下のような不調が現れます👇

また胃は五臓の「脾」と表裏関係にあります。脾と胃が互いに支え合うことで、正常な消化・吸収を行えます。

しかしどちらかの働きが悪くなれば、もう一方にも影響を及ぼしてしまうので、不調が現れやすくなります👇

まとめ

今回は小腸の役割についてお伝えしました。

● 東洋医学の胃は西洋医学でいう「胃」と働きは似ていますが、他にも幅広い機能を持っています。

胃には2つの働きがありました。

●1つ目の働きは「受納」と「腐熟」

飲食物を体の中に一時的に貯えて(受納)、貯えた物を消化する働き(腐熟)があります。

●2つ目は「腐熟」

消化された飲食物を小腸や大腸へと降ろす働きがあります。

●胃の働きがスムーズであれば、取り入れた飲食物を消化し、消化した物を小腸や大腸に送ることが出来ます

しかし胃の働きが悪くなると、上手く消化出来なくなるため、消化不良やお腹が張るなどの不調

が現れます。

また胃の働きが悪くなって下に降ろすことが出来なくなると、胃もたれ、吐き気・嘔吐などの症状が現れます。

胃は五臓の「脾」と表裏関係にあり、どちらかの働きが悪くなれば、もう一方にも影響を及ぼしてしまうため、吐き気・ゲップなどの症状が現れやすくなります。

最後に

今回の記事はYouTubeでもまとめていますので、良かったらこちらもご覧ください👇

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