こんにちは、鍼灸師のRyojiです!
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私は現在、鍼灸学生に向けてブログを書いたり、YouTubeを作成したりしています。
何で東洋医学について発信しているのか、
それは、鍼灸学生さんには、私のような学生生活を送ってほしくないからです。
興味がある方はこちらをご覧ください👇
今回は六気と六邪についてお伝えしていきます。
ポイントを先にお伝えすると、
六気とは一年の気候変化を、
「風・暑・湿・燥・寒・火」の
6つに分類したものです。
通常であれば、人体に害を及ぼしませんが、
六気が過剰になると、人体に侵入して病気や
身体の不調を引き起こす「外邪」となります。
これらの六気と六邪は、
患者さんの悩みを理解したり、施術でも活かしたり出来る、重要な要素です。
今回の記事では、
・六気とは何?
・六邪は、私達の体にどんな影響があるの?
これらについて、解説していきます。
六気は一年の気候変化を6つに分類したもの
六気とは、一年の気候変化を、
「風・暑・湿・燥・寒・火」
の6つに分類したものです。
例えば、4月は春風に沿って花粉が舞ったり、
冬はビュービューと寒い風が吹いたりしますよね?
このように、気候の変化に応じて、生じるものが
「六気」です。
これらの六気は、それぞれ現れやすい時期が決まっています👇
自然現象なので、私達の身体に問題ありませんが、
過剰になると病気の原因になります。
解説していきますね!
六邪とは六気の気候変化が過剰になって病気の原因となるもの
六邪とは、気候変化が過剰になり、病気の原因となるものです。
六気は、自然現象であり、通常であれば、私達の身体にとって無害なものです。
しかし六気が過剰になれば、私達に害をもたらす「六邪」へと変わります。
六邪はそれぞれ
「風邪、暑邪、湿邪、燥邪、寒邪、火邪」
という外邪になります。
これらは、六淫(ろくいん)とも呼ばれます。
例えば、冬の寒い時期に、薄着で過ごしたり、
体が冷える物を食べたりすると、
下痢や寒気などを引き起こすのは、
「寒邪」の影響です。
では過剰になると、私達のカラダにどのような影響を及ぼすのでしょうか?
一つずつ解説していきますね。
● 風邪(ふうじゃ)
風邪は、春風のように風がよく吹く
「春」の時期に多い外邪です。
風のように軽くて、上昇し、舞う性質があり、
上へ外へと向かいます。
春といえば、花粉症やアレルギー性鼻炎で悩む方もいらっしゃると思いますが、まさに「風邪」の影響が考えられます。
風邪がカラダに入り込むと、
鼻水や頭痛、喉の痛み
などの体の上部に症状がみられやすくなります。
また風は一年中吹いているため、春に限らず、
他の季節の風と一緒に、カラダに侵入します。
● 暑邪(しょじゃ)
暑邪は、猛暑が続く一番暑い
「夏」の時期に多い外邪です。
炎のように上へ燃え上がる性質があり、
上へと向かいます。
夏の暑い時期に、大量に汗をかくのは、
暑邪の影響が考えられます。
暑邪がカラダに入り込むと、
高熱や大量の汗、息切れ
などの症状がみられやすくなります。
また夏は気温とともに湿度も高いため、
湿邪と一緒にカラダに侵入することもあります。
●湿邪(しつじゃ)
湿邪は、雨がよく降りジメジメと湿度が高くなる
「梅雨」の時期に多い外邪です。
湿は濁りと粘りの性質があり、
カラダの下の方へと向かいます。
梅雨の時期に、身体のだるさを感じるのは、
湿邪の影響が考えられます。
湿邪がカラダに入り込むと、
身体の重だるさ、むくみ、下痢
などの体の下部に症状がみられやすくなります。
● 燥邪(そうじゃ)
燥邪は、湿度が下がり空気が乾燥しやすくなる「秋」の時期に多い外邪です。
乾燥の強い性質があり、口や鼻、髪などのカラダのあらゆる部位を乾燥させます。
秋の時期に、ゴホゴホと咳をするのは、
燥邪の影響が考えられます。
燥邪がカラダに入り込むと、
カラダの乾燥や、空咳、喉のイガイガ
などの症状がみられやすくなります。
● 寒邪(かんじゃ)
寒邪は、気温が下がって寒くなる「冬」の時期に多い外邪です。
カラダを冷やす性質があります。
また冬の時期だけでなく、冷房で体が冷えたり、雨に濡れたり、冷たい物を摂ったりすると、
寒邪がカラダに入り込みやすくなります。
体が冷えてブルブルと震えるのは、
寒邪の影響が考えられます。
寒邪がカラダに入り込むと、
寒気やカラダの冷え、下痢
などの症状がみられやすくなります。
● 火邪(かじゃ)
火邪は、夏の時期に多くみられますが、他の時期でも出現する外邪です。
火が上に燃え上がるように、急で激しい症状が上半身に起こり、進行が早い性質があります。
気温が高くなると、鼻血が出たりするのは、
火邪 の影響が考えられます。
火邪がカラダに入り込むと、
顔の赤み、高熱、鼻血
などの症状がみられやすくなります。
まとめ
六気とは一年の気候変化を
「風・暑・湿・燥・寒・火」の
6つに分類したもの。
六気は通常であれば、人体に害を及ぼさない。
しかし六気は過剰になると、人体に侵入し、
病気や身体の不調を引き起こす「外邪」となる。
最後に
今回の記事は、YouTubeでもまとめていますので、良かったらこちらもご覧ください👇
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