鍼灸学生さん集まれ!これであなたも【東洋医学】がわかる!第9回 『五臓六腑』とは?

東洋医学講座

今回は五臓六腑ごぞうろっぷについてお伝えしていきます

東洋医学の診察や治療でも使われるとっても重要なところです

私は学生時代、東洋医学の最初の講義で苦手意識を覚えました💧

何を言ってるいるのか理解できなかったからです

ずっと頭の中で❓が浮かんでいました笑

その後も内容をあまり理解せずに過ごしていたので、悔やんでも悔やみきれません

鍼灸学生さんにはそのような悩みを抱えず、東洋医学をもっと簡単に理解してほしいという願いから、東洋医学の基礎的な知識を記事に書いていこうと思います

鍼灸学生さんや東洋医学に興味がある方はご覧になって頂けると嬉しいです😊

では、お伝えしていきますね!

五臓六腑とは?

お酒を飲んだ時に五臓六腑ごぞうろっぷに染み渡る〜🍺」と言ったりしませんか?

身体の隅々にまでビールがクッー🍺と行き渡る表現で使いますが、この五臓六腑とは東洋医学の考え方です

五臓六腑とは東洋医学の中で人体の内臓を表しています

5つのぞうと6つのから成り立ち、臓腑ぞうふとも呼ばれる

五臓はかんしんはいじん

六腑はたん小腸しょうちょう大腸だいちょう膀胱ぼうこう三焦さんしょう

です

西洋医学の肝臓とか心臓とかと一緒じゃん!

って思いますが、東洋医学では各臓器が持つ自律神経や精神活動の機能も含めて考えているので、全て同じではありません

内臓を西洋医学よりも広くみて考えているんです

五臓と六腑について

五臓にはなど身体に必要な栄養分を作り、貯蔵する働きがある

また、五臓には肝気・心気・脾気・肺気・腎気として「気の働き」も持ち、各臓の役割を発揮します

一方六腑は、気の働きはありませんが、食べ物を消化しながら、身体に必要な栄養を吸収し、不要なものを排出する働きがあります

中身が空っぽなので中腔の器官ちゅうくうのきかんと言われたりする

臓腑は表と裏の関係がある?

五臓と六腑は「肝と胆」、「心と小腸」というように、表と裏の関係性があり、相互にサポートし合っています

反対に肝に問題があれば、胆にも影響を及ぼすという関係になってます

五臓と六腑だと、臓が1つ足りないよ!

Ryoji
Ryoji

そうですよね!

この不足している分は心を包む心包しんぽうを三焦と対応させ、六臓六腑とし、表裏関係を気付きあげます

奇恒の腑とは?

臓腑にはもう一つ奇恒の腑きこうのふと呼ばれるものがあります

奇恒には【普通と異なる】という意味があり、形は腑に似ているが、性質や働きは臓に似ているため、五臓六腑とは区別されている

胆は六腑に属していますが、胆汁を貯める臓としての働きもあるため、奇恒の腑にも含まれます

骨・髄・脳・女子包(いわゆる子宮のような存在)は五臓の腎が関係していて、脈は血が通る通路で血管とほぼ同じです

まとめ

●五臓六腑とは東洋医学の中で人体の内臓を表している

●五臓は肝・心・脾・肺・腎の5つ 

●六腑は胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦の6つから成り立ち、臓腑とも呼ばれる

●五臓は気、血、水など身体に必要な栄養分を作り、貯蔵する働き、六腑には食べ物を消化吸収し、不要なものを排出する働きがある

●五臓と六腑は「肝と胆」といったように、サポートし合っているため、どちらかに不調が現れれば、もう一方も影響を受け、身体に不調が現れるようになる

●臓腑には【奇恒の腑】と呼ばれる、形は「腑」に似ているが、性質や働きは「臓」と似ているものがある

最後に

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