鍼灸学生さん集まれ!【東洋医学】がこれであなたも分かる!第18回『胆』の役割について

東洋医学講座

今回は六腑の一つである『胆』の役割についてお伝えしていきます。

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今回は六腑の一つである『胆』についてですが、

🔹胆とはいったい何?

🔹胆にはどんな働きがあるの?

🔹胆の働きが乱れるとどうなるの?

これらについて詳しく解説していきますね!

胆には肝で作られた胆汁を溜めておく働きや消化吸収を補助する役割がある

西洋医学でいう『胆のう』には肝臓で作られた胆汁を溜める働きがあります。

また胆汁は食べ物の消化吸収を助けるだけでなく、老廃物を体外へ排出する機能もあります。

東洋医学で考えられている「胆」にはそれらの働き以外に「決断を主る」といった機能があります。

Ryoji
Ryoji

一つずつ詳しく解説しますね!

胆の1つ目の働き 「胆汁の貯蔵」と「排泄」

胆には肝で作られた「胆汁」を体の中に貯めて排泄をし、消化吸収を助ける働きがあります。

この働きがスムーズであれば、胆汁の排泄が滞りなく行われるため、脾と胃の機能は正常です。

しかし胆汁の分泌が低下すると上手く消化出来ずに消化不良になったり、胆汁があふれ出して黄疸が出現したり、胆汁が上逆して口が苦くなるなどの不調が現れます。

胆の2つ目の働き 「決断を主る」

胆にはもう一つ「決断を主る」という作用があります。

胆は五臓の「肝」と表裏関係にあります。肝は精神活動を担っているため、関係の深い「胆」も精神活動と密接な関係があります。

この働きがスムーズであれば、「キモが据わる」といった言葉があるように、ハプニングが起きたとしても、驚いたり、動揺もしたりせずに落ち着いています。

しかし胆の働きが悪くなると、精神活動に影響が及ぶため、優柔不断や些細なことでビクビクするなどの症状が現れます。

まとめ

今回は胆の役割についてお伝えしました

東洋医学の胆は西洋医学でいう「胆のう」と働きは似ていますが、他にも幅広い機能を持っています。

胆には2つの働きがありました。

●1つ目の働きは肝で作られた「胆汁」を体の中に貯めて排泄をし、消化吸収を助ける働きがあります。

●2つ目は「決断を主る」という作用があります。

胆は五臓の「肝」と表裏関係があります。肝は精神活動を担っているため、関係の深い「胆」も精神活動と密接な関係があります。

●胆の働きがスムーズであれば、胆汁の排泄が滞りなく行われるため、脾と胃の機能は正常です。ハプニングが起きたとしても、驚いたり、動揺もしたりせずに落ち着いています。

しかし胆汁の分泌が低下すると上手く消化出来ずに消化不良になったり、胆汁があふれ出して黄疸が出現するなどの不調が現れます。

さらに胆の働きが悪くなると、精神活動に影響が及ぶため、優柔不断や些細なことでビクビクするなどの症状が起こります。

最後に

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