鍼灸学生さん集まれ!【東洋医学】がこれであなたも分かる!第21回 『大腸』の役割について

東洋医学講座

今回は六腑の一つである『大腸』の役割についてお伝えしていきます。

大腸には胃や小腸から送られてきた糟粕を、便に変えて排泄する働きがあります。

鍼灸学生さんや東洋医学に興味がある方はご覧になって頂けると嬉しいです。

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今回は六腑の一つである『大腸』についてですが、

🔹 大腸とはいったい何?

🔹 大腸にはどんな働きがあるの?

🔹 大腸の働きが乱れるとどうなるの?

これらについて詳しく解説していきますね!

大腸には飲食物から水分を吸収し、便にして排泄する働きがある

西洋医学でいう『大腸』

飲食物から水分を吸収し、便にして排泄する働きがあります。また便を溜める働きもあります。

東洋医学で考えられている「大腸」も似たような働きがあります。

Ryoji
Ryoji

詳しく解説しますね!

大腸の働き 「糟粕の伝化」

大腸には胃や小腸から送られてきた糟粕を、便に変えて排泄する働きがあります。これを「糟粕の伝化」と呼びます。

糟粕とは飲食物を消化吸収した後に残ったカスのことです。胃や小腸から送られてくる残りカスを、大腸が受け取ります。その後カスから余分な水分を吸収して便に変え、肛門から排泄します。

これらの働きがスムーズであれば、お通じもスッキリ出ます。

しかし大腸の働きが悪くなると、便秘や下痢、軟便などの症状が見られるようになります。

また甘い物や脂っこい物などを摂りすぎたり、お酒を飲み過ぎたり、不摂生な食事を摂ったりすると、お腹が痛くなったり、急に便意を生じたり、残便感を伴ったり、口の渇きなどの不調がみられるようになります。

また大腸は五臓の「肺」と表裏関係にあり、互いに支え合っています。

そのため肺の機能が悪くなると、便秘になりやすくなります。また大腸の機能が悪くなると、肺にも影響を及ぼし、咳や喘息などが見られるようになります。

まとめ

今回は大腸の役割についてお伝えしました

●大腸には 「糟粕の伝化」という働きがあります。

大腸には胃や小腸から送られてきた糟粕を、便に変えて排泄する働きがあります。この働きがスムーズであれば、お通じもスッキリ出ます。

●しかし大腸の働きが悪くなると、便秘や下痢、軟便などの症状が見られるようになります。

また甘い物や脂っこい物などを摂りすぎたり、お酒を飲み過ぎたり、不摂生な食事を摂ったりすると、お腹が痛くなったり、急に便意を生じたり、残便感を伴ったり、口の渇きなどの不調がみられるようになります。

最後に

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