便秘について

症状まとめ

今回は便秘についての原因や症状、対策をまとめてみました。

便秘でお困りの方、

一緒にお悩み改善しませんか?

便秘とは?

便秘とは、数日間排便がなく、腹痛などがありスッキリしない状態をいいます。

しかし、毎日しっかり便を出していたとしても、量が少なかったり、硬かったり、残便感があると感じられる方も便秘に含まれます。

日本内科学会によると、「3日以上排便がない、または毎日排便があっても残便感がある状態」を便秘だと定義している。

種類と原因・症状

便秘は大きく分けて2つ。

主に、

・機能性便秘

・器質性便秘

に分類されます。

●機能性便秘とは、大腸や直腸の働きが悪くなる便秘です。

●器質性便秘とは、大腸がんなどが原因による便秘です。

それでは、見ていきましょう!

機能性便秘

機能性便秘とは、大腸や直腸の働きが悪くなる便秘です。

さらに3種類、

1.弛緩性便秘しかんせいべんぴ

2.痙攣性便秘けいれんせいべんぴ

3.直腸性便秘ちょくちょうせいべんぴ

に分けられます。


1.弛緩性便秘しかんせいべんぴ=大腸の運動が低下した状態

便秘の中でも最も頻度が高い種類で、女性や高齢者に多いとされている。大腸の便を送り出す働き(蠕動運動ぜんどううんどう)が十分行われないため、大腸内に便が長くとどまり、水分が多く吸収されて、固くなるタイプ。

「原因」

・運動不足や朝食を摂らないといった生活習慣の乱れ

・水分不足

・ゴボウやきのこ等の食物繊維不足

・腹筋力の低下

・無理なダイエット

「症状」

腹部膨満感ふくぶぼうまんかん(お腹の張り)

・残便感

・食欲低下

・肌荒れなど


2.痙攣性便秘けいれんせいべんぴ=大腸が過緊張している状態

大腸の動きが不規則になっており、便がうまく運ばれず、ウサギのうんちのようなコロコロとした便が出るタイプ。

「原因」

・精神的ストレス

・環境の変化

・過敏性腸症候群と呼ばれることも(私はこの病気に何度も苦しみました😅)

「症状」

・食後の下腹部の痛み

・残便感 

・便秘と下痢を交互に繰り返したり、逆に下痢が続くことも


3.直腸性便秘ちょくちょうせいべんぴ=直腸に便が停滞する状態

便が直腸に達しているのに便意を感じず、便が出たとしても硬くて大きいタイプ。

「原因」

・便が出そうなのを我慢してしまう習慣

・ウォシュレット時に水を肛門の奥まで入れる方

「症状」

・便が硬くて大きい

・いきまないと便が出ない

・残便感

・排便時の痛み

器質性便秘

器質性便秘きしつせいべんぴ=腸閉塞(イレウス)や大腸がん等が原因で、大腸の中を便がスムーズに通過できない状態

「原因」

・腸閉塞(イレウス:何らかの原因で、腸の中で食べ物や消化液など内容物の流れが止まってしまう病気)

・大腸がん

・手術後の腸管癒着

「症状」

・血便

・激しい腹痛

・嘔吐

これらの症状があれば、すぐに病院を受診しましょう。

器質性便秘に対しての下剤は、悪影響を及ぼす可能性があるので、お控えください。

なぜ女性に多いの?

1.身体的理由

男性に比べて腹筋が弱いため、大腸の便を送り出す力が弱い

2.ホルモンの作用

女性ホルモンの一つである黄体ホルモン(プロゲステロン)は、体内に水分を溜める働きがあり、便中の水分が減少し、便が硬くなるため(特に黄体期や妊娠中)

3.無理なダイエット

食事量を減らすことで、食物繊維や水分などが足りずに、大腸の蠕動運動などに影響を及ぼすため

4.精神的ストレス

特に女性の方は、仕事の忙しさや人前での恥ずかしさのために、トイレを我慢したり、旅行等の環境の変化によるストレスを受けやすいため

対策

1.食事

1日3食、特に朝食をよく噛んで食べましょう。

食物繊維が多く含まれているお芋や、ゴボウ、大豆、緑黄色野菜などを摂るように心がけて下さい。

また腸内環境を整えてくれる乳酸菌は、ヨーグルトや納豆などの発酵食品に多いとされており、便秘解消にピッタリです。こちらも摂るように心掛けましょうね。

さらに十分に水分を摂っておかないと便が硬くなるので、水を1日に1.5~2Lを目安に補給しましょう。起きてすぐにコップ1杯のお水を飲むと、腸が刺激されて、便が出やすくなるとされています。

私は特に白湯がオススメ👍

白湯は近年、美容や健康のために飲む方が増えていますよね!

寝ている間に冷えた胃腸を温め、腸の動きを良くし、消化力が高まるといった効果もあります😊


2.ストレッチ

ストレッチは体の柔軟性を高めるだけでなく、血液の巡りを良くし、腸の動きを改善してくれます。

(1)腸ひねり体操

このストレッチは、デスクワーク中にもできる簡単なストレッチです。

やり方

①足裏を床につけた状態で、イスに浅く腰を掛け、正面を向いて姿勢を正す

②イスの背もたれを持ち、息を吐きながら上半身を右にひねり、5秒間キープ

ゆっくり5回繰り返す(左右同様)

(2)膝倒しストレッチ

このストレッチは寝て行うので、朝起きた時や寝る前がオススメです。

やり方

①仰向けに寝て、両足を揃えて膝を立てる

②息を吐きながら両膝を右に倒し、5秒間キープ

③息を吸いながら膝を戻し、反対側に倒す

ゆっくり5回繰り返す


3.エクササイズ

(1)ラジオ体操

ラジオ体操はたったの3分間で骨や関節、筋肉をまんべんなく動かせる全身運動。

朝起きて日光を浴びながら体操をすると、胃腸の働きを良くしてくれます。

(私は毎日朝にラジオ体操をしています!身体も適度に温まるのでいいですよ👌)

(2)ウォーキング

ウォーキングは気軽にできる運動の一つ。

身体を動かすことで、血液が促進し、腸の動きを良くしてくれます。

初めは短い時間でもいいので、継続してやってみてください。

(3)つま先立ち

洗い物をしながら、または歯磨きをしながらでも簡単にできる。

イスや壁に手を付き、お腹をへこませ、お尻を締めてかかとを上げます。

下腹部や骨盤底筋といった筋肉を鍛え、便を押し出す効果が期待されます。

まずは1日1回1分を目安に運動してみましょう。

これらに加えてツボ押しを一緒にすると、より効果が現れますのでやってみてくださいね!

まとめ

1.便秘には2つの種類がある

・機能性便秘

・器質性便秘

2.さらに機能性便秘は3種類に分けられる

・弛緩性便秘

・痙攣性便秘

・直腸性便秘

3.対策としては4つ

・食事 

・ストレッチ 

・エクササイズ 

・ツボ押し

最後に

何か気になる症状がある方、こんなツボを紹介してほしいというお悩みがある方は、気軽にコメント欄にお書きくださいね!

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