下痢について

症状まとめ

今回は下痢についての原因や症状、対策についてまとめました。

下痢でお困りの方、

一緒にお悩みを改善しませんか?

下痢とは?

頻繁に便意をもよおし、排便回数が増えるだけでなく、便中に含まれている水分が多くなります。

水様便(水っぽい便)や泥状便(形のない泥っぽい便)といった液状の便を繰り返す状態を下痢と言います。

分かりやすく言うならば、普段よりも軟らかい便が、通常に比べて多い状態です。

種類と原因、症状

下痢は症状を起こす原因によって大きく4つ。

主に、

・運動亢進性下痢

・分泌性下痢

・浸透圧性下痢

・滲出性下痢

に分類されます。

●運動亢進性下痢とは、ストレスや暴飲暴食などで大腸の便を送り出す働き(蠕動運動)が活発になると起こる下痢。

●分泌性下痢とは、細菌やウイルス感染・薬の副作用などで水分や消化液の分泌が過剰になると起こる下痢。

●浸透圧性下痢とは、腸管内に浸透圧を上げる(腸の外から水分を取り込もうとする)食物が過剰に存在し、水分吸収が上手く行われずに起こる下痢。

●滲出性下痢とは、腸が炎症や潰瘍で傷つき、細胞内の液体などが滲み出て、便の水分量が増えて起こる下痢。

それでは、見ていきましょう!


1.運動亢進性下痢うんどうこうしんせいげり=大腸の働きが活発になった状態

大腸の便を送り出す働き(蠕動運動)が活発になると、便が腸の中を通るスピードが速くなり、水分の吸収が不十分になって下痢になるタイプ。下痢の症状と合わせて、腹痛を伴うことが多い。

「原因」

・ストレス

・暴飲暴食

・過度の飲酒

・不規則な生活

・冷え


2.分泌性下痢ぶんぴつせいげり=大腸からの水分や消化液の分泌が過剰になった状態

腸管内の水分や消化液の分泌が過剰となり、便の水分が多くなって下痢になるタイプ。

「原因」

・細菌やウイルスによる感染

・食あたり

・魚介類や小麦などによる食物アレルギー

・薬の副作用


3.浸透圧性下痢しんとうあつせいげり=大腸からの水分吸収が妨げられた状態

腸管内に浸透圧を上げる(腸の外から水分を取り込もうとする)食物が過剰に存在し、水分吸収が十分に行われず下痢になるタイプ。

「原因」

・人工甘味料の摂り過ぎ

・キシリトールの食べすぎ

・一部の下剤(マグネシウム含有製剤など)

・アルコールの飲み過ぎ

・牛乳や乳製品の摂り過ぎ

→牛乳を飲むとお腹を壊す乳糖不耐症にゅうとうふたいしょうと呼ばれるのも、浸透圧性下痢に含まれる


4.滲出性下痢しんしゅつせいげり=大腸が炎症を起こし、水分の吸収能力が低下するだけでなく、細胞内の液体が滲み出てしまう状態

腸が炎症や潰瘍で傷つき、細胞内の液体などが滲み出て、便の水分量が増えることによって下痢になるタイプ。

「原因」
・クローン病

潰瘍性大腸炎かいようせいだいちょうえん

・腸結核

・ウイルス性腸炎(ノロウイルスなど)

・細菌性腸炎(サルモネラ菌、ブドウ球菌、赤痢菌)

・がん

激しい腹痛や発熱、嘔吐などを伴う下痢は食中毒や感染性胃腸炎といった重症のケースも考えられます。

疑わしい場合は、早急に医師の診断を受けるようにしましょう。

対策

1.食事

冷たい食べ物や飲み物(アルコールも含む)、脂っこい食事や香辛料をたくさん使った料理は腸に刺激を与えてしまい、下痢を引き起こすので、適度にとるようにしましょうね。

また水分を補給することも大切です。

冷たい物や牛乳、コーヒーは避け、美容や健康にも良いとされる白湯や麦茶、常温のお水を少しずつ飲むようにしましょう。

スポーツドリンクも良いですが、一度に大量には飲まず、少し水で薄めてあげると良いでしょう。

下痢の症状が改善するまでは、お粥やうどん、すりおろしたリンゴ、野菜スープ、脂肪分の少ない鶏のささみや白身魚、卵を使った料理を十分に火を通して食べられてください。


2.生活習慣

(1)寝冷え

私はお腹に湯たんぽを置いて温めるようにしています。湯たんぽを使ってお腹を温めると、お腹の筋肉の緊張が緩み、腹痛の改善が期待されます。

長く置いておくとヤケドの恐れもあるので、眠る前までの間、お腹を温めてあげるのも効果的です。

この湯たんぽは、お湯も入れる必要もなくレンジで3分程度チンするだけで使えます!

湯たんぽをお探しの方はこちらをクリックされてみてください。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

レンジでゆたぽん(1セット)【レンジでゆたぽん】
価格:588円(税込、送料別) (2021/12/4時点)



(2)ストレス

ストレスを溜めてしまうと、慢性的な下痢になりかねません。私は以前、ストレスを抱え込みすぎて下痢や便秘を交互に繰り返し、過敏性腸症候群になってしまいました。皆さんにはそのようになってほしくありません。

できるだけストレスが溜まらないように、ゆっくり休憩する時間をとったり、睡眠を十分とったり、趣味を見つけたりなどして、上手にストレスを発散させてくださいね。


3.ストレッチ

ストレッチは体の柔軟性を高めるだけでなく、血液の巡りを良くして腸の動きを改善してくれます。下痢だけでなく便秘にも効果がありますよ。

(1)腸ひねり体操

このストレッチはデスクワーク中にもできる簡単なストレッチです。

やり方

①足裏を床につけた状態で、イスに浅く腰を掛け、正面を向いて姿勢を正す

②イスの背もたれを持ち、息を吐きながら上半身を右にひねり、5秒間キープ

ゆっくり5回繰り返す(左右同様)

(2)赤ちゃんのポーズ

このストレッチは寝る前にするのがオススメ。

下痢だけでなく便秘や腰痛予防、さらにお腹の脂肪燃焼にも効果があります。

やり方

①仰向けになり、両膝を折り曲げ、両手で抱える

②息を吐きながら、両手で両膝を引き寄せ、できるだけ胸に近付け、お尻を浮かせる

※出来る方は、膝と頭を近付けてみてください。その際は首や肩の力は抜きましょう。

③ゆっくり20秒間深呼吸をしながら、キープ

④息を吸いながら、組んでいる腕をほどき、ゆっくりと足を床に戻す

5回繰り返す


4.エクササイズ

(1)ラジオ体操

ラジオ体操はたったの3分間で骨や関節、筋肉をまんべんなく動かせる全身運動。

朝起きてから日光を浴びながら体操をすると、胃腸の働きを良くしてくれます。

(私は毎日朝にラジオ体操をしています!身体も適度に温まるのでいいですよ👌)

(2)ウォーキング

ウォーキングは気軽にできる運動の一つ。

身体を動かすことで、血液が促進し、腸の動きを良くしてくれます。

初めは短い時間でもいいので、継続してやってみてください。

これらに加えてツボ押しも一緒にすると、より効果が現れますので、やってみてくださいね!

まとめ

1.下痢には4つの種類がある

・運動亢進性下痢

・分泌性下痢 

・浸透圧性下痢

・滲出性下痢

2.対策としては4つ

・食事 

・ストレッチ 

・エクササイズ 

・ツボ押し

最後に

何か気になる症状がある方、こんなツボを紹介してほしいというお悩みがある方は、気軽にコメント欄にお書きくださいね!

コメント